大河ドラマ龍馬伝ですっかり(いや前から)有名人な坂本龍馬。龍馬伝では坂本龍馬は、何人もの女の人を渡り歩くかのように描かれています。坂本龍馬の女好きを前面に押し出しているかのようです。だとしても、渡り歩く、というのはちょっと言い過ぎですかね。坂本龍馬自身は、自分なりに真剣だったのですから。
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女好きで有名な人はたくさんいますが、まず名前が挙がるのは井上馨だと思います。井上馨は武子という女性と結婚しますが、この武子、実は井上馨に出会った当時結婚していました。井上馨はどうしても武子を手に入れたいと思い、武子を離婚させたそうです。
もう一人、幕末の女好きの有名人といえば、高杉晋作がいます。妻がいても妾を持つのは当時としては珍しくありませんが、高杉晋作もまた、妻の他に妾を連れていました。おうのという女性です。のんびりした気風の女性だったといわれています。気性の荒い高杉晋作のそばにいる女性ですから、のんびりしていた方がお似合いなのかもしれません。
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龍馬伝では広末涼子が演じています。当時の本人の肖像画は残っていないようですが、美人で通っていたそうです。平井加尾は、土佐藩郷士平井伝八の娘で龍馬と同じ剣道道場に通っていた平井収二郎の妹です。平井収二郎は龍馬伝では宮迫博之が演じていますね。この宮迫博之、お笑い芸人であるにもかかわらず、なかなか演技はうまいようです。さて、加尾は、龍馬とも幼馴染で、龍馬の初恋の人といわれている女性です。ですが、結局龍馬との恋は実りませんでした。加尾は、後に西山 志澄(にしやま ゆきずみ)という男性と結婚します。この西山志澄は、警視総監まで務める出世を遂げた人です。こんな上玉(笑)と結婚できたのですから、加尾は、龍馬と別れて正解だったのかもしれません。
北辰一刀流開祖千葉周作の弟、千葉定吉の娘です。北辰一刀流小太刀免許皆伝、長刀(長刀)師範の肩書を持ちます。街では、千葉道場の鬼小町と呼ばれるほどの剣の腕前と美貌を兼ね備えた女性でした。龍馬伝では貫地谷しほりが演じています。坂本龍馬が江戸の千葉道場に修業に来た際に出会い、婚約まですませた仲といわれています。ですが、龍馬と結ばれることはなく、龍馬の死後は一生を独身で過ごした芯の強い女性でした。大河ドラマ龍馬伝では、貫地谷しほりが千葉さな子を演じています。
楢崎龍(ならさきりゅう)は、あの有名な坂本龍馬の妻・おりょうです。薩長同盟成立直後の寺田屋で、坂本龍馬の命を救ったエピソードはあまりに有名ですよね。おりゅうは気の強い女性だったようで、男相手に啖呵を斬ることも あったとか。しかし、坂本龍馬の死亡後は、あまりいい人生を送ったとは言えません。龍馬の死後、坂本家で暮らしましたが、その暮らしは長くは続かず、たった三か月ほどで坂本家を出ることになりました。その後、再婚しますが、どこに行っても厄介者扱いをされていました。酒浸りの余生を過ごしたといわれています。
坂本龍馬の人気は今も昔もとどまるところを知りません。最近のゲームでは、坂本龍馬と恋愛ができるものまで発売されているそうです。人間としても、男としても魅力にあふれる坂本龍馬ですから、彼と恋に落ちたい女性は少なくないのかもしれません。
その答えは、イエスにしておきたいと思います。もっとも、彼の場合は女の人から寄って来られるといった感じかもしれませんが。
平成22年度大河ドラマ龍馬伝は大変な人気です。幕末ものには珍しく、高視聴率を維持しています。